どろん子造形教室
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造形教室ってどんなとこ?


「人は道具を造る猿」という意味の言葉をどこかで読んだ記憶がありますが、「自分でものを創り出しそれを使う」という行為は人が生きていく上で大切な能力を呼び覚ます力があります。


どろん子造形教室は、伝承おもちゃを作ったり粘土細工で遊んだり、といった経験を通して、子どもたちが本来持っている様々な能力を育てることを目的としていますが、ハサミの上手な使い方を教えたり、要領良く作る技術を教える教室ではありません。


時に、脱線して、泥遊びよろしく粘土を捏ねまわすこと自体が目的になったり、体操教室のように駆け回る方が忙しかったり。


思いっ切り五感を総動員して活動しないと身に付けることができない能力というのがあって、本来それは、字を覚えたり算数の勉強をしたりといったことに先んじて経験し身につけるべき種類のものなのですが、残念ながら、今の社会状況では、子ども達の経験を膨らませるような場所や時間を十分に提供できていません。


結果、十分な自己肯定感を養えないまま成長してしまう若者が増えたり、時間の余裕があってもゲーム等で時間を費やす事しか発想できない子どもが増えています。


当教室は、子ども達が動き出したくなるモチベーションを刺激する素材を様々提供し、子ども達が存分に自分達の発想のまま活動できる時間と場所を提供する事を目的としています。


大人の役割りは必要最小限、素材の提供と遊びの伝授。


後は、子ども達自身が主役となり、自分達で試行錯誤。即、目に見える形で何かの技能が身につくわけではありませんが、その積み重ねが少しずつ子ども達の経験値を引き上げていきます。


造る作品も見栄え良く出来上がるのが目的ではなく、一生懸命取り組む過程を大事にしています。少々、形がいびつだろうがタイヤが傾いていようが、子ども達が頑張って造り上げた賜物です。永久保存とまでは言いませんが、それなりの敬意を払って扱って頂けると、それがまた、子ども達が次の課題に取り組むモチベーションとなってくれると思います。


「豊かな発想や柔軟な考え方は、豊かな経験があってこそ」が、当教室の基本理念です。



どろん子造形教室 代表 木野 浩一



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